膨らんだ風船の上に3Dプリント!?伸縮可能な構造を3Dプリント

2015年6月22日 (news)

通常、3Dプリンターといえば平面の台座の上に
材料を積み重ねてモノをつくりあげていきますが、

平面ではなく、膨らんだ風船の上といった凸面に積層させる
珍しい3Dプリンターをご紹介します。

 

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まるでビンに装飾を施したような柄になっていますが
この青い部分が3Dプリントした部分。

白い部分がバルーンを膨らませたものです。

どうやってこんな3Dプリントをしているかというと、

 

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まずは風船を作るところから。

回転する軸にシリコンを吹き付けていきます。

 

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吹き付けたシリコンを熱で硬化させて、風船が部分が完成。

 

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風船を膨らませて、その状態をレーザースキャンで
3Dデータにおこします。

 

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そのスキャンデータをもとに印刷用の3Dデータを作製。

 

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あとは風船を回転させながら、材料を押出していきます。

 

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出来上がると綺麗な柄のようなプリントが完成。

装飾用にも使えそうなこの3Dプリンターですが、
最大の目的は伸縮可能なオブジェクトを作ることです。

 

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風船の空気を抜くと印刷物も一緒に収縮してきます。

この伸縮自在な構造が医療やソフトロボティクスの分野で期待されているそうです。

電気的に伸縮させることで心臓の働きをサポートするようなことに
利用できないかなど、人口筋肉などに利用する研究がされているようです。

 

この伸縮構造は、材料の硬度や厚み、線が交わる角度の調整でも伸縮の強さを変えることができます。
目的にあわせてサイズはもちろん、モノの強度まで調整できるのは3Dプイリンターの便利なところですね。

 

引用元>>3D Printing on an Inflatable Substrate