低価格な3Dプリンターで高精度に出力するには?

2014年4月19日 (3Dプリンター)

こんばんは。WEEKEND MAKERS運営スタッフです。

これから3Dプリンターを購入を検討されている方にとって、気になるポイントのひとつとして

どの3Dプリンターが高精度に出力できるんだろう?

という疑問があるのではないでしょうか。

以前のブログ「低価格な3dプリンターを購入する際の比較ポイント」では、
3Dプリンターを購入前にチェックするポイントを紹介しましたが、
今回は綺麗に3Dプリントするには何が重要かをご紹介してみたいと思います。

積層ピッチを下げれば綺麗に?

3Dプリンターは基本的に薄い層を重ねていくことでオブジェクトを成形していきます。

140418a
こんな感じで薄い層を重ねていくので、この一層一層が薄ければ薄いほど解像度は高く
なっていきます。

では実際に3Dプリントしてみるとどれくらい見た目が変わるのでしょうか?

C4Cプリンターで同じオブジェクトを層の厚みを変えて出力してみました。

試した3Dデータはコチラ(Owl statueby cushwa)です。

owl3dprinter
左から積層ピッチが0.3mm、0.2mm、0.1mm です。

写真の通り、積層の跡はピッチが細かいほど綺麗になります。

最小積層ピッチが低い3Dプリンターほど高精度?

積層ピッチが低いほど綺麗に造形できるのなら、スペック上で可能な積層ピッチが低いほど
3Dプリンターの精度が高く印刷できるのか・・・というと実際は、そうでもないと思います。

綺麗に3Dプリントするには、

  • 台座と射出ノズルの高さや平行出しなど本体調整
  • スライサーの設定

がの2つがとても重要になってくるのですが、

困ったことに2つとも、積層ピッチが細かくなればなるほどシビアになり調整が難しくなってしまいます。

C4Cプリンターはオートキャリブレーション機能がついているので本体の調整は、まだ楽になるのですが、
たとえ同じ3Dプリンターを使ったとしても、スライサーの設定が違うだけで、造形物の精度が大きく変わってしまいます。

スライサーの設定でどれだけ変わるの?

owl3dprinter2

この写真は、どちらも0.1mmの積層ピッチで出力したものです。
同じC4Cプリンターを使っても、スライサーの設定が違うだけでコレだけ変わってしまいます。

このフクロウの場合は、小さいオブジェクトのため、フィラメントが冷える前に上の層が乗っかる形になり、
ダレてクチャクチャになってしまいました。

そのため造形物を冷やすファンを強くしたり、細かいディテールを出すためにフィラメントの
送り出し量を少し減らし、線を細くすることで、右のようになってます。

スライサーの設定の最適化は、出力したいオブジェクトによっても多少変わってくるので、
細かいディテールのものを3Dプリントする場合は、一発で綺麗に出すのは意外と難しいです。

 

はじめて3Dプリンターをさわる方なんかは、失敗してもどこを調整したらいいかなども
中々わかりずらいかと思います。

WEEKEND MAKERS では分かる範囲にはなりますが、
「こんな失敗をしたんだけど、どうしたらいいの?」
みたいな質問なんかも、できるだけお答えしたいなぁと思っています。

今後は3Dプリントで失敗したときなど、どうやってスライサーの設定を調整していけばいいかなどの
方法なんかもご紹介していきたいと思います。