3Dプリンターのサポートの設定について

2014年4月5日 (3Dプリンター)

こんばんは。WEEKEND MAKERS運営スタッフです。

今回は3Dプリントする際の悩みの種でもあるサポート材について書いてみたいと思います。

サポートってなに?

そもそもサポートって何?という方のために簡単にご説明します。
3Dプリンタは印刷したいモノを、薄くスライスした層を積み重ねることで
造形していきます。

例えば・・・

140404a
左のようなオブジェクトをプリントしようと思うと
右の図のように1層1層積み重ねていくことになります。

上の図のようにピラミッドのような上にいくにつれて細くなるような
オブジェクトは問題ないのですが、

140404b
のような逆ピラミッド型のオブジェクトの場合、下に何もない部分が
できてしまうと、ダレが生じてしまいます。

上の図のような場合はまだ大丈夫なのですが、

140404c
こんな感じオブジェクトを3Dプリントしようとすると
印刷途中で完全に浮いてしまう部分ができてしまいます。

このようにアンダーに何もない状態でフィラメントを押し出すと
下に落ちてしまってうまくプリントすることができません。

それを防ぐためにアンダーのない形状を支えるためのものがサポート材というものです。

140404j
サポートの形状は大体こんな感じの薄い層でできていて
簡単な形状のモノであれば簡単に剥がすことができます。

サポート材の設定について

サポート材の強度やサポートの量をどれくらいつけるかは、
スライサーの設定で変更することができます。

140404d
概ね勾配が45度以上ある場合は、サポートが必要とされています。

スライサーの設定で何度以上の勾配の部分にサポートをつけるかを変更することができます。
この設定を調整することで、サポートの量をへらしたり、もしくは増やすことができます。

それではkisslicerでのサポートの設定方法をご紹介します。

kisslicerのサポートの設定方法

kisslicerでのサポートの設定方法は、
「Supportタブ」で設定することができます。

140404e

Support: coarse

「Support: coarse」の部分でサポートの強度を変更することができます。
ポインタを右に動かすほどサポートの密度が高くなり、強度が強くなります。

サポートを消したい場合は、ここのポインタを左にもっていってOFFにすることで
サポートをつけないでスライスすることができます。

Inflate Support

140404f
「Inflate Support」の部分はオブジェクトの側面から何ミリだけサポートを
つけるか設定できます。

Supprt [deg]

140404g
「Supprt [deg]」の部分で何度以上の勾配の部分にサポートをつけるか
変更することができます。
ここの部分が45度に設定すると45度以上の勾配部分にサポートが付きます。

140404h
ちなみにこの45度の傾斜をもつオブジェクトでSupprt [deg]を46に設定すると
傾斜の部分のサポートがなくなります。

gap

「gap」の部分はオブジェクトから何ミリ隙間を空けてサポートをつけるかを
変更することができます。隙間の距離が長いほどサポートの除去は楽になりますが、
距離が開きすぎるとフィラメントがダレてしまうので、サポートの意味があまり
なくなってしまいます。

Support Z-Roof

140404i
「Support Z-Roof」は底から何ミリの高さまでサポートをつけるかを変更できます。
ここの数値を変更することで上の部分のサポートだけを消すことができます。

あまりサポートが必要ないけれど、台座との設置面積が少なくて剥がれないように
したい時なんかには便利かもしれません。

「-1」にすることで一番上までサポートをつけることができます。

サポートの除去は大変!?

サポートの除去は簡単な形状のものであればあまり難しくなく、
パリパリどんどんとれるので、むしろ楽しいくらいです。

ただしフィギュアなどの複雑な形状なんかだと細かいディテール部分にサポートが
入り込んでしまって、取れなくなってしまったり、無理やり取り除くときに、
オブジェクト本体ごと壊してしまったりということがおきます。

なのでスライサーだけでは取り外しやすく、綺麗な3Dプリントを成功させるサポートを
作るのは難しいです。

次回以降は、スライサー以外のソフトを使ったサポートの造り方なんかもご紹介したい
と思っています。