3Dプリンターの調整方法・printrbot Plusの調整

2014年1月17日 (3Dプリンター)

こんばんは。WEEKEND MAKERS運営スタッフです。

前回、「Repetier host」と「Slic3r」の設定が完了しました。
今回は「printrbot Plus v2.1 KIT」の本体の調整をしていきたいと思います。

綺麗に3Dプリントする方法は?

3Dプリンタはソフトの設定もそうですが、3Dプリンター本体の調整がすごく大事です。

積層ピッチが小さいほど綺麗に3Dプリントできるのですが、
この積層ピッチがprintrbotでは最小で0.1mmになっています。

積層ピッチが0.1mmというのは現在市販されている家庭用3Dプリンターの中でも、
良いほうだと思います。(ヤマダ電機とかで売ってるCube で積層ピッチが0.2mmです。)

じゃあ組み立ててすぐに綺麗にプリントできるかというとそういうわけもではなく、
ソフトと本体の調整がそれなりにできていないと0.1mmで出力しても全然綺麗にプリントできません!

自作のプリンターでも完成品のCubeやreplicatorでも

  • 台座を平行にする
  • 射出ノズルと台座の高さを調整する

の2つは必須です。

3Dプリンターを調整しないでプリントしてみました。

ちなみに僕はprintrbotを組み立てすぐに、本体の調整をしない状態で出力してしまいました。

やっとの思いで組立て、やっとの思いでソフトの設定やPCの接続が完了したら
すぐに3Dプリントにしてみたい!、プリンターの調整なんて後でいい!!ってなるもんです。

その結果がコレです!

130117a
そもそも台座に吸着しない!

130117b
できたものがコレです!何がなんだかわかりません!!

130117c
台座に吸着しない原因を調べた結果、マスキングテープを張るといいよ!という情報を見つけ挑戦しましたが、
これでも失敗。吸着しませんでした。

130117d130117e
じゃあ今度は台座にテープくっ付けてやろうとやった結果、吸着はするもののただテープを裏返しただけ
だったので、底が浮いちゃってグラングランになってました。

130117f
できたのものがコレです。まったく何かわりませんね!
その後両面テープにを張ってもプリントしてみましたが、これも失敗してます。

130117g
組立て直後の作品がコレです!フィラメント変えてみたり、テープ変えたり5回くらい失敗してます。

ここだけみてしまうと、printrbot ってどうしようもねーな・・・と思ってしまうかもしれませんが、
そんなことはありません!

これは調整を全くしなかった場合のとんでもない失敗例です。
(さすがに完成品の3Dプリンターはそのままプリントしてもここまで派手に失敗はないんじゃないかと思います。)

130117h
ちなみに上の失敗作はコレをプリントしようとしていたのですが、
ある程度調整ができててしまえば、コレぐらいのものは簡単に出力することができます。
コレもちょっと造形に失敗してますが、上のと比べたら雲泥の差ですね!

というわけで調整がすごく大事だということがわかったところで早速調整していきましょう。

プリンターベットとノズルを平行にしよう

組立てる時にやってると思いますが、プリンターの電源を入れる前にまずは確認から。

射出ノズルを支えている横軸を水平にしましょう。

130117i130117j
本来は水平機をつかって水平を出したいのですが、高さの調整はナットで調整しているだけなので、
完璧に水平にするのは困難だと思います。

目視で構わないのでできるだけ水平にしてみましょう。

X軸、Y軸、Z軸のスイッチを調整

130117k
X軸、Y軸、Z軸の3点にスイッチがあると思いますが、それぞれ座標が0の位置にスイッチが押されるように
調整しておきましょう。
Z軸については後ほど、調整するので台座とノズルが接触しないぐらいに調整しておいてください。

では3Dプリンターの電源を入れてみましょう。

130117l
まずは接続ボタンを押してください。

130117m
つづいて、「プリンタ操作」の右下にある「OK」を押してください。
「OK」を押すまで操作できないみたいです。。

「OK」ボタンを押したら、家のマークのホームボタンを押しましょう。
ここを押すと上で調整したスイッチが押されるところ、つまりXYZ軸の「0」の位置まで移動します。

0の位置まで移動したら、プリンターの接続を解除して電源を一旦切ってしまいましょう。
ここからはPCでプリンタを操作しながら調整するより、手で台座や射出ノズルを動かしながら
調整したほうが楽だと思います。

130117o
写真の4点の部分で台座の高さを調整します。
この4つの位置でノズルと台座の間の距離が一定にして平行にする必要があります。

130117p130117q
そこで役立つのがこれ。厚みを計る「隙間ゲージ」
これをノズルと台座の間に挟みながら調整していきます。

隙間ゲージがないとなかなか距離を測るのは難しいですが、4点の距離さえ一定にして平行にしてしまえば
台座とノズルの距離は後からでも調整できるので、「厚紙」等をつかって平行をだしていきましょう。

4点の距離の一定にし平行を保てたら、射出ノズルと台座の隙間を調整していきます。

プリンタを接続して、再びホームボタンを押しましょう。

Z軸のネジを回してスイッチが押される位置が、ソフトからの「0」の位置ですが、
本当に物理的にノズルと台座がくっついている状態だと、うまくプリントできないばかりか、
下手すると3Dプリンタが壊れてしまうので、「厚紙」程度の隙間ができる位置でスイッチが押されるように
調整していきましょう。

130117r
ノズルと台座の距離が適正かどうかを判断するポイントですが、
3Dプリントする際に、第1層目が綺麗にでてるかどうかが、参考になると思います。

距離が離れすぎると、吸着しなかったり剥がれやすくなります。
逆に近すぎても綺麗な線が出せずにボコボコになった線になってディテールを損なってしまいます。

ちなみに僕はノズルと台座の距離が0.3mm程度で調整したところ綺麗に出力できるようになりました。

ここまで調整すれば、そこそこ綺麗にプリントできるようになると思います。

次回はプリントアウトに挑戦します!