デルタ型の3Dプリンターって?

2015年8月30日 (3Dプリンター)

現在、家庭用でもっとも販売されている3Dプリンターに熱溶解方式(FDM)のものです。
このタイプのものは、ノズルから溶かしたフィラメントを積み重ねていくことで造形していきます。

 

3dプリンタの動き

この造形をする際のノズルの「動かし方」には、いくつか種類があります。

 

mendel

もっとも利用されている方法が、縦・横・高さのそれぞれ独立して制御しているタイプ。

 

delta

別のタイプで縦長のデルタ型と呼ばれるタイプもあります。

このデルタ型の3Dプリンターの仕組は、他の3Dプリンターとは何が違うのでしょうか。

デルタ型の制御方法の違いは?

現在ArrayZが開発中の3Dプリンターはデルタ方式とよばれるタイプのものですが
このデルタ型とはどういったもの? という方も少なくないと思います。

 

MakerFaire2015a

このデルタ型3Dプリンターというのはパラレルリンク機構と呼ばれる仕組を使った3Dプリンターです。

 

3Dプリンタの仕組

C4Cプリンターなどの3DプリンターがX軸・Y軸・Z軸でそれぞれ独立して動きを制御していたのに対し、

 

デルタ3Dプリンタの仕組

デルタロボットでは3つのモーターで並列に動きを制御しています。

 

パラレルリンク機構自体は、高速な動きや精度の高くすることができるため、産業用のロボットにも利用されているようです。

デルタの印刷は難しい?

デルタ方式の3Dプリンターは並列で動きを制御しているため
印刷中の動きも非常に面白いです。

独立制御のものと比べると動きが難しくなっているので
「3Dプリントをする手間も面倒になっている??」
と思うかもしれませんが心配はありません。

確かに動きの制御をする計算式はとても難しくなっているのですが
制御自体は3Dプリンターが勝手にやってくれるので問題はありません。

 

3Dプリンタスライサー

従来どおり3Dデータを用意してスライサーでGコードファイルに変換すれば
問題なく3Dプリントすることが可能です。

デルタプリンターの品質は?

現在ArrayZが開発中の3Dプリンターはデルタ方式のものですが
この3Dプリンターに関して言えば印刷品質は中々いいと思います。

 

delta3dPrinterSample1

3軸で制御しているためか、丸い形状も非常に滑らかな3Dプリントが出来るようになっており

 

delata3dPrinterSample3

ロボットのようなカクカクした形状も綺麗に印刷できています。

 

もちろん印刷品質に関してはパラレルリンク機構のおかげだけでなく、
本体剛性などその他の要素も関係してくるので
「全てのデルタ型3Dプリンターが綺麗に印刷できます!」
とはいえませんが、印刷中の動きなど仕組はとても面白いので
これから3Dプリンターを購入しようという方だけでなく、2台目を購入してみたいというかたには
お勧めできる方式の3Dプリンターだと思います。